











大阪府吹田市江坂エリアに建つ10階建て111戸の賃貸集合住宅である。
計画当初は新型コロナウイルス感染拡大によって、働く環境が大きく変化し、多くの人がテレワークを組み合わせたワークスタイルへ移行していた時期であった。そこでアフターコロナを見据え、新しい生活様式に対応した住まいとして、集合住宅に求められる魅力的なサードプレイスを備えた住環境を構想した。
単身者や若年夫婦を主なターゲットとし、1人暮らしから2人暮らしまで対応できる1K~1LDKの全20タイプの住戸を計画した。
建物中央部の4, 5階には、各住戸とは別に書斎やサロンのように使える共用スペースを設け、居住者はそこで仕事や読書をしたり、季節の良い日には外部テラスでくつろいだりできる。
さらに、建物外周を巡る屋外階段でサードプレイスをつなぎ、散歩道のように歩きながら自然に住人同士が交流できる場となることを意図した。 住戸のバルコニーには縦格子の手すりを採用し、隔壁が目立たないよう配慮した。さらに波型の形状によって外気への開放性を高め、柔らかな印象をファサードに与えている。
TOPAZ江坂
Architecture
- Title
- TOPAZ江坂
- Date
- 2020.08 - 2023.05
- For
- residential
- At
大阪府,吹田市
- Size
- 4689.62㎡
- Status
- Completed
Staff
- Direction
- 永山祐子
横田英雄 - Build
- タツト・建設株式会社
- Photo
- Sachio Izumi