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足立区の西新井駅から続く桜並木沿いに建つ商業施設。近隣には近年できたマンション群、そして大型ショッピングモール「アリオ西新井」などが立ち並ぶ。計画敷地は目貫通りに広く接する奥行15m×間口50mの細長い敷地で日常的に人通りが多い立地である。この目貫通りとの連続性をつくることで、軒先が連なる商店街のようなヒューマンスケールの街と一体感を持つ商業施設を目指した。
1階は軒先空間を道路に面して配置した。この軒先空間は外部部分と内部にも一部食い込み、室内に食い込んだ軒先空間は縦割りに分断された店舗の目線を横に通すために各店舗の仕切り壁を軒先空間部分のみガラス張りとした。そうすることで孤立した店舗が横につながり、お互いの様子が垣間見れ、賑わいを共有することができた。
2階は大通り側に設けた外廊下から直接店舗に入る構成となっている。2枚の屋根に覆われており、2階の道路側の屋根は1階の軒先空間同様道路側に向かって下げ、奥の屋根とギャップを作り、下から見上げた時に空に抜けていく視線を作り出した。同時に風も通り抜けていく。街に対して風通しの良い施設、「ソラトカゼト」の名前はここからイメージされた。
1F軒先空間は全体がグレートーンの中に木枠と酸化被膜発色チタンでゴールドからピンクの玉虫色の屋根に覆われている。このチタンが光を受けて反射し2 階外廊下裏を染め、軒先空間との隙間に柔らかくゴールドとピンクが入り混じった光を放っている。
今回のような小規模のテナント型の商業建築はレンタブル費を削ってまでパブリック空間を創出したりといった大型商業では可能な手法で豊かさを生み出すことは難しい。単純なグリッド構成で合理的かつ平面に自由度を持たせながら、スケール、光の微妙な操作、目線や風の通し方など断面、立面的な操作のみで空間に豊かさを持たせられないかを考えた。開業後、すでに街に馴染みながら多くの人に利用される施設となり、最初に思い描いた風景を作りだすことができた。

ソラトカゼト 西新井

Architecture

Date
2020.10 - 2022.09
For
commercial
At

東京都,足立区,西新井

Size
1149.67㎡
Status
Completed

Staff

Direction
永山祐子
芳野航太
齋藤隼
Build
TC神鋼不動産建設株式会社
Structural Design
yAt構造設計事務所
MEP Design
ピロティ
Client
株式会社リブラン
Photo
Satoshi Takae
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