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新宿に開業した「東急歌舞伎町タワー」において、外装デザインと一部内装デザイン(1階貫通通路及びエントランス/ホテルベルスター1階ラウンジ/6-9階の劇場ホワイエ)を担当した。歌舞伎町の街ができる前、ここは沼地であった。今でも弁財天が祀られている。戦後、博覧会跡地利用によって街づくりを進めるという画期的なアイデアにより民間の力で復興された場所である。オフィスの入らないホテルとエンタメ施設を中心とした日本で唯一無二の超高層の立ち居振る舞いとしてどのようなものであるべきか。ここでイメージしたのは歌舞伎町の沼地から湧き上がる人々の思いを象徴するような噴水であった。噴水は形を持っていない。下からの勢いがなければ消えてしまう、はかなく揺らぐ立ち姿がこの街の新しいシンボルとなる。以前、目の前のシネシティ広場にあった噴水の復活でもある。噴水を表現するためにガラスの角度を変化させて光の反射をコントロールし、さらに水の波形をイメージした細かいパターンをガラス外部表面にセラミック印刷し、水飛沫のような白色で全体にさらに大きなグラデーションによるアーチ=波形のパターンを描いた。ホテル室内から近くで見ても、遠方から見てもそれぞれのスケールに対応した印象を作り出している。足元は青海波のパターンを組み合わせ、レースのようなアルミキャストによる、透けるファサードとした。手がけた内装部分であるバーを含む1Fエントランス空間、そして劇場ホワイエも水のイメージの派生表現となっている。強い形を持たず、時には雲に溶け合うように幻影のように建つ新しいシンボルが歌舞伎町の脈々と続く人々の思いを未来につなげていくことを願っている。

東急歌舞伎町タワー

Staff

Direction
永山祐子
川嶋洋平
野口努
梅村陽一郎
Haakon Heyerdahl-Larsen
藤田明日香
芳野航太
高以良陽太
Client
東急株式会社、株式会社東急レクリエーション
Architect
久米設計、東急設計コンサルタント設計共同企業体
Designer
永山祐子建築設計(外装,1階貫通通路及びエントランス,ホテルベルスター1階ラウンジ,6-9階の劇場ホワイエ)
Constructor
清水・東急建設共同企業体
CG
東急株式会社 / 株式会社東急レクリエーション
Photo
阿野太一 + 楠瀬友将
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